在籍社員インタビュー

医療システムの開発を通じて、社会に貢献していきたい株式会社ナノメディカル システム開発部
ディビジョンマネージャー 天野 宏司

大学卒業後に計測機器メーカーに就職し、建設機械を制御するシステム開発に携わっていました。試作から製品化まで様々な経験をさせて頂きましたが、10年が経過した頃、エンジニアとしてもっとソフトウェアを作りたいという思いと、もっと人に身近な“モノ”で社会に貢献出来る仕事に就きたいとの想いが重なり、転職を決意しました。

次の転職先(前職)は大手電機メーカー系の会社で、ドライバーソフトの開発に携わりました。転職当初、身近な電機機器が自分で開発したソフトウェアで動作した時、前職では味わえなかった達成感が得られたことをよく覚えています。また次第に 開発チームも大きくなり、チームのメンバーと共に一つのシステムを作り上げることの喜びも強く感じるようになりました。

転職して8年ほど、エンジニアとしてのやりがいを感じながら開発に邁進していたのですが、突然家族が重い病気を患ってしまい、病院通いが続くようになりました。病院で家族に付き添う中、自然と医療の現場を垣間見、医療の現場に数々のシステムが導入されていることを目の当たりにすると同時に、医療現場の課題にも気付かされるようになっていました。そしてぼんやりとではありますが、エンジニアという立場から、目の前にある課題を解決することで医療の質を向上させ、社会に貢献していけることがあるのではないかという思いが湧くようになっていったのです。

そんな矢先、電子カルテの販売と薬剤管理指導ソリューションを提供している「ナノメディカル」に出会いました。

入社してはや7年、今では主力商品であるMediStep21の開発責任者を担当しています。MediStep21は、主に病院で勤務している薬剤師の先生方が利用するシステムで、薬歴管理や服薬指導の支援機能の他に様々な便利機能を備え、 皆様から長年に亘りご好評を頂いております。

ナノメディカル入社当初は医療現場で交わされる専門用語や略語が分からず、お客様にご指導を頂く場面も多くありました。

しかし何度も現場に足を運び、現場のニーズに合ったシステムをお客様と一緒につくり上げることで、お客様からの信頼を得、今ではお客様の真のパートナーとして医療の現場に役立てていると感じられることは、私自身一番の喜びです。

少子高齢化や医療費削減が日本社会の大きな課題となる中、医療システムの開発を通じて医療の質を向上させ、社会に貢献していきたいという思いは益々強くなるばかりです。今後もエンジニアとしてチーム一丸となり、より良い医療システムの開発に邁進していきたいと思っています。

2017年3月現在。現在は弊社グループ会社ソフィア総合研究所株式会社ITソリューション開発部にて、引き続き医療システムを担当。